ニュースリリース

2023/07/07ニュース
東京湾初、EVタンカー「あさひ」による外航船向け船舶用バイオ燃料(B24)の補油実施について

旭タンカー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 春山茂一)は、丸紅株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 柿木 真澄、以下「丸紅」)が用船する、世界初のピュアバッテリー電気推進タンカー「あさひ」による船舶用バイオ燃料(B24)の補油を丸紅が用船する高圧LPG外航船「BUENA REINA」に実施しました。本取組みは、日本最大の港湾規模を誇る東京湾において、初めての事例となります。

<「BUENA REINA」へのバイオ燃料(B24)の補油>

今回、補油した燃料は通常のバンカー重油(VLSFO)にバイオ燃料を約24%混合させた船舶用バイオ燃料です。また、使用されたバイオ燃料には、廃食用油を原料とするバイオディーゼル(脂肪酸メチルエステル、略称FAME)の製造時に副生されたバイオマス(生物由来の有機性資源)系廃油と木材パルプ製造時の副生ガスから抽出したグリーンメタノールを使用しています。廃油を無駄なく活用することでリサイクルを徹底し、通常のバイオディーゼル製造で使用される化石資源由来のメタノールではなくグリーンメタノールを用いることで実質的にCO2の排出がないリサイクル型完全グリーン燃料です。さらに、「あさひ」での補油を実施したことで、輸送面においても温室効果ガスのゼロエミッション化が達成されています。

当社は今後も丸紅と協業し、海運業界の低炭素化・脱炭素化など様々な課題に取組み、持続可能性の高いサービスを提供していきます。

 

<「あさひ」主要目>

(1)寸法 全長62.00m / 全幅 10.30m / 型深さ4.70m
(2)船級 ClassNK 日本海事協会
(3)積載貨物 重油
(4)総トン数 492トン
(5)速力 約10ノット
(6)タンク容量 1,277m3
(7)推進装置 川崎重工業株式会社製 川崎バッテリーシステム
アジマススラスター 300kw  x 2基
サイドスラスター   68kw  x 2基
(8)バッテリー容量 3,480kwh

 

<問い合せ先>

旭タンカー株式会社 国内事業部 営業チーム(E-mail: at071-eigyou@asahi-t.co.jp

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