ニュースリリース
2023/07/07ニュース
ハイブリッド電気推進貨物船「あすか」竣工について
旭タンカー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 春山茂一)が、本田重工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 増田尚昭)佐伯工場にて、かねてより建造中であった499GT型次世代ハイブリッド電気推進貨物船「あすか」が2023年6月30日に竣工しました。
「あすか」は神戸港に回航され操業の準備が整ったのち、バイオマス発電所向けの木質ペレット輸送船舶として就航します。本船は2基のモーターを駆動力とし、完全に電気のみで推進する電気推進(EV)船です。これにより、入出港および荷役中ゼロエミッションが可能となり、お客様のサプライチェーンにおけるCO2排出量削減の一助になるとともに、神戸港をはじめとするカーボンニュートラルポート(港湾の脱炭素化)の形成にも貢献します。
<竣工の様子>
「あすか」は、2023年3⽉30⽇に国交省海事局が策定した連携型省エネ船のコンセプトを反映した電気推進船第⼀号船になります。
当社は世界初ゼロエミッション電気推進タンカーの2隻に加え、「あすか」の運航によりさらなるCO2排出量削減を推進し、先進船舶の開発・導入を通して内航海運の喫緊の課題である乗組員の労務環境改善と地球環境保全に取り組み、サステイナブルな海運業を実現します。そして、更なる安全、且つ良質な輸送サービスを提供することによって我が国の社会・経済に貢献していきます。
<主要目>
(1)寸法 | 全長 71.89m / 全幅 12.00m / 型深さ 6.91m |
(2)船級 | ClassNK 日本海事協会 |
(3)積載貨物 | バイオマス燃料 |
(4)総トン数 | 496トン |
(5)航海速力 | 11.0ノット |
(6)載貨重量 | 1,680.8トン |
(7)推進装置 | PMモーター 360㎾×2基 |
(8)発電機 | 500㎾×2基 |
(9)バッテリー容量 | 221㎾h×2基 |
(10)システムインテグレーター | 三菱造船株式会社 |
(11) 電気推進システム供給 | 株式会社IHI原動機 |
<問い合せ先>
旭タンカー株式会社 新規事業室(E-mail: at107-shinkijigyo@asahi-t.co.jp)
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