新卒で入社し国内事業部で活躍する先輩へ、
同じく新卒入社の後輩から仕事のこと、
旭タンカーを志望した理由などを聞いてもらいました。
司会
2023年入社(新卒採用)
総務部
Rさん
2022年入社(新卒採用)
国内事業第一部
Nさん
2022年入社(新卒採用)
国内事業第一部
Sさん
※掲載内容は取材当時のものとなります。
司会(Rさん) お二方は新卒で旭タンカーに入社されましたが、旭タンカーと言えば、世界初のEVタンカー「あさひ」と「あかり」です。会社を選ぶ時にEVタンカーの存在は意識していましたか?
Sさん 私は就職活動を通してEVタンカー事業を知りました。海運業界には“安定供給”という使命があるので、当時はどうしても新しいことに手を出しにくいんじゃないかという堅いイメージを持っていたのですが、会社説明会で「電気で走る世界初のタンカー船を造っています」と聞き、他社とは違ってベンチャー気質な一面もある会社なんだなと感じました。EVタンカー事業のように、新しいことにチャレンジできる環境は入社を決めたきっかけの1つでもあります。実際に入社してからは多くのことを経験させていただき、メガコンテナ船向けのバンカー作業(後述)といった新しい業務に携わることができました。
Nさん 私も説明会を通じてEVタンカーの存在を知りました。様々な企業が環境対応を今後の課題として挙げていましたが、構想段階ではなく、実際に船舶の建造まで進めている当社は特に先進的な印象を受け、タンカー事業に興味を持つきっかけとなりました。入社してすぐに、東京・有明西埠頭で開催されたEVタンカーのお披露目会に参加した際、海運企業関連の方はもちろん、荷主関係者や官公庁の方も多数来場されているのを見て、それほど注目されるプロジェクトを実行できる会社なんだなと、新入社員ながらに実感した記憶があります。
司会(Rさん) 入社してから国内事業部で船の運航業務に携わられています。この1~2年で変わったことはありますか?
Sさん 「AGREE」(船陸間情報共有プラットフォーム)が導入されたことですね。動静連絡等の情報をWebページに全て表示することができるようになったので、運航業務の改善に繋がったと思います。また、実際に「AGREE」導入後にお会いした多くの船長から「船からの連絡が楽になった」という感想をいただきました。
Nさん 全体を通じて、ペーパーレスになりましたね。船舶や各港代理店とFAXでやりとりしていた時代と比べれば、いろいろな書類をWeb上で作成や共有ができるようになったので、そこが1つ良い点じゃないかなと思います。
Sさん 我々だけではなく、船員の方が自室だったり、どこでも情報共有や書類送付ができるようになって、少しでも業務が楽になると嬉しいですね。
司会(Rさん) 他社でいろいろな経験をされた方々が中途採用で入社されます。新卒で入社する社員に求められていることはどんなことだと思いますか?
Sさん そんな偉そうなことは言えないんですけど(笑)。分からないことを何でも聞けることは新人の特権だと思うのですが、一方で、それに逃げない方が良い場面もあるかな、と思います。新人であろうがベテランであろうが、会社の代表としてその場にいるということに変わりはないので。分からないことがあるのは当然ですが、その上で、しっかり自分のできる最大限の準備をする。10年やってきている人も、1年の人も、船長さんからしたら同じ配船担当であるべきなので、クオリティーの差は結果として出るかもしれないけど、少なくとも気持ちの面では差は無いように努力する気概は持っていた方が良いと思います。
Nさん タンカー業界は少し特殊ですが、一方で海運業界にはたくさん従事する人がいて、おそらくその方たちを中途で採用した方が、知識もありますし教育に使う時間も比較的少なく、 そのメリットは大きいはずです。それでもなお新卒を採用する理由のひとつは、組織に新しい意見や風を吹き込めることだと思います。だからこれまでの慣習で疑問に思うことがあったり、これって進め方を変えた方が良いんじゃないかとか、そういったものがあればどんどん意見すべきだと思っています。
司会(Rさん) 今まで携わられてきた業務の中で、最も大変だったことは何ですか?
Nさん 最も大変だったのは入社1年目の運航業務です。私が入社したちょうど2022年4月に船員法の改正が行われ、それに対応するためにこれまでの航海パターンを組み直す必要があり、荷主や各船との調整に追われる日々でした。仕事を覚えていく時期に、参考にできる前例が少なく、試行錯誤の繰り返しでしたね。ただその分業界について勉強することができ、良い経験をさせてもらえたなと思っています。
Sさん 2023年5月に担当したメガコンテナ船へのバンカー(※)作業ですね。全長約400mもある世界最大級のコンテナ船へのバンカー作業は前例がなく、タンカー船が安全に接舷できるのか、荷役ホースの長さは十分なのかなど、様々な課題を安全管理部門の諸先輩方と連携しながら解決し、無事に実現することができました。また、乗船研修では、同クラスのコンテナ船へのバンカー作業に立ち会うことができました。実際に乗組員と陸上の人と協力しながら作業されている様子を間近で見学させていただいたことで、とても大きな仕事をさせてもらえたと改めて実感しました。
※タンカー船から他船へ補油する作業司会(Rさん) 平日の夜や週末は、どのように過ごされていますか?
Nさん 平日は自炊に凝っています。最近はおでんやロールキャベツを出汁から作るのがマイブームです。週末は仲間とフットサルをしたり、プロ野球を観に行くことが多いですね。(ソフトバンクファンです。)
Sさん 最近は仕事が終わると自宅でやりこみ系のRPGをプレイしています。休日は外に出て、友人とボードゲームをしたり…ゲームばっかりですね(笑)。それと、海外旅行も好きですね。この前は有給休暇を使って香港、マカオに行ってきました。今度の連休にはベトナムに行く予定です。